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閉鎖空間な保管庫
ここは「涼宮ハルヒで801スレ」のネタ保管庫非営利サイトです。 女性向け、BL、801に不快に思わない方のみ自己責任でご覧くださいませ。
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14 古泉一樹の陵辱
そろそろ涼しさが真夏のクーラー程度には落ち着いてきた秋の午後、
いつも通り文芸部室の扉を開けると、そこにはにわかにいつも通りとは
言いがたい光景が広がっていた。社会に存在する人間の二十人に一人は
潜在的同性愛者だというが、だとすれば北高一学年分の潜在的同性愛者が この部屋に集まっている計算になると俺は見たね。平たく言い換えるならば、 いやあまり言葉で説明したくはないんだが、そういう気持ちを押し殺して あえて説明するとすれば、古泉が荒々しく輪姦されていた。

男に、それも野球チームでも編成できそうな人数の男たちに。

いや犯されているのか?もしこれが特殊なタイプの乱交パーティー
だったら俺はどうすればいい?失礼しましたと告げて足早にここを立ち去り返り際にあの可憐な人に今日の活動は中止です何も見ないでゴーホームしましょうと力説すべきかもしれない。現に古泉は気持ち良さそうに喘いでいるじゃないか。瞳に涙を浮かべ、嫌悪感しか読み取れない表情をニヤケ顔の代用品として顔面に張り付けていることを除けば。

 助けに入るべきだろうか。そう考えてもみるが、体が動こうとしない。俺の脳はまだ現実をうまく認識できていないらしい。
「学園という大衆商業的シチュエーション下における女性的潜在願望の具現化。彼女が思い描いたから、こうなった」
 
 長門。お前は何故この状況で本を読んでいる。お前が動じないのは承知の上だがさすがにこれを日常の一風景と判断してしまうのは異常だと思うぞ。
いや、異常なのはここに文学美少女という王道的欲情対象がいるにもかかわらず 一心不乱に男のアスホールをこねくり回し続けているあいつらか。まあSOS団 女子団員に対して生殖行動を強行するような輩がいれば俺が神人を呼び出してでも張り倒すけどな。

 …ちょっと待て。それは男子団員でも同じじゃないのか。
ようやく俺の頭も奴らの腰の動きに負けない程度には回りだしたらしい。

彼女が思い描いたからこうなった? その彼女というのは。
 
「涼宮ハルヒ」

 だろうな。俺はパソコンの隣に置かれた少女マンガ風表紙の薄い小説本に目を落とした。ハルヒが昨日珍しく口を閉じて読んでいた物だ。もっともその口がチャックされていたのは読んでいる最中だけで、読み終わるや否や
「ねえキョン? こいつらはどうしてこんなもったいぶった言い回しと
 まどろっこしい手順を踏もうとするのかしらね? もっとこう、人数集めて ガーッと一気にやっちゃった方が読者もスカッとすると思うんだけど」
と俺に回答しづらい問いかけを投げかけてきたが。だがボーイズラブをよく知らない俺でもわかる。こいつはボーイズラブの基本点をまったく省みちゃいない。

 つまりそういうことだろう。人数集めてガーッとやっちゃた結果が今の惨劇ということだ。猛るますらお達が俺や長門の存在を微塵も気にしていないのも
ハルヒ流のご都合主義か。

 古泉が絶頂を迎えた女性のような声を発する。中に出されたらしい。
それと同時に自慰行為に耽っていた横の男からも不快極まりない
生クリームが放出され、古泉の端正な顔にまとわり付く。
おいおい、ちょっと量が多すぎやしないか?

「涼宮ハルヒは実物を確認したことがない。想像の範疇に改竄されている」

 淡々と説明する長門をよそに、仰向けからうつ伏せへの体勢の変化を強制された古泉は、間髪入れずに次の男の直視し難い長物をねじ込まれていた。
艶めかしい呻きが洩れる。

「あなたの選択肢は三つある」
「ほう」
「止めるか、加わるか」
「それでなんで三つになるんだ」
「『加わる』には二種類の解釈が適用される」

 理解した。どっちもごめんだ。俺は残された選択肢を取るべく古泉に近寄った。
これ以上は見ていられない。これでは古泉があまりにも──
 
 
 この時俺は、戦力差を考えるべきだったんだ。

13
夏の茹るような暑さの中で、一際騒がしく虫が鳴いている。
ほとんど断続的に続くそれに半ば頭痛のようなものを覚えて
無意識に目を閉じれば一気に暗転した視界に残った残像は
ゆっくりと時間をかけて消えていった。溜め息を吐く。

「幸せが逃げますよ。」

抑揚のないくせにどこか楽しげな声色がほぼ真上から
降ってきて思わず視線を上げた。案の定と言うかむしろ
意外と言うか、というのも日の光を背中に受けて
いつもより数倍輝いて見えるその人物は姿形は常と
変わらないものの、最も印象に残るであろう柔和な笑み
そのものは浮かべていない。しっかりと開いた両の眼は
寸分も逸れることなくこちらを見つめていた。

「古泉?」

暗にどうかしたのか、という怪訝な響きを含ませて
問い掛けてみれば妙に澄んだ黄土色の瞳を少し
揺らしながら何ですか?と返される。どこかに
見え隠れする違和感に首を傾げてはみるものの、
先に映る表情の先の感情は少しも伺えなかった。
何故だか振り回されているのは自分だけのような
気がして眉根を寄せる。そのまま視線を戻した。
否、戻そうとした。

不思議なことに脳からの命令に従順に従うはずの
首は上を向いたままびくりともしない。一つ瞬いた。
一体何が起こっているのか全く理解できないまま
顔に差し込む影に気付いた時にはもう息苦しさを
感じている。柔らかい感触が直接熱を孕んで伝えていた。


「…、っ…ぅ、……ぅわっ!!!」

勢い良く顔を背けた所為で頭の中を白い火花が何度も
飛び交ったが今だにオンボロな思考回路は同じような
映像を繰り返している。混乱の極地とはこの事を
言うんだろうか、とどこか冷静な自分が状況を客観的に
把握しようとするもののしどろもどろに泳ぐ目線はやはり
あらぬ方向ばかり捉えていた。

(何かの罰ゲームだったりしないか!?)

自覚なく押さえた口元からくぐもった訴えを途切れ途切れ
発しながらやっと焦点の合ったレンズには変わらずに
何の色も感じられない笑みだけが映っている。
いつの間にか虫の声は止んでいた。
12
ハルヒの気まぐれで今日は部活が休みになった
ところがどうして俺はいつも部室に出向いてしまうのだろう

(コンコン)

部活がないものの念のため朝比奈さんが着替えたりしてないことを確かめる

返答がない。

部室には誰もいないのか、はたまた長門がいつものように
部室の備品のように本をずっと眺めているのか・・・

答えは前者だ、誰もいない。

帰るか………そう思った


だけど、なんだか寂しい


例えて言うなら真ん中にぽっかり穴の開いた食パン……………
俺も誰かさんみたいに例え話下手だなぁ~~

誰かが来るのをここでまとうか、それとも帰ろうか
俺は部室のドア付近でずっと悩んでいた


ポン

と誰かの手が俺の右肩におかれた

「僕がいなくて寂しいんですね、キョンくん」

この声の主はそう、もうみんなお分かりの通り・・・・・谷口


じゃなくて、そう、古泉だ

きっといつものようにいい笑顔をしてるんだろう

正直すんげぇ~~~ビビったんだが冷静を装った

キョン「誰が"お前がいないから"だと言った?」

俺はあえて振り返らずそのまま聞いた

古泉「僕はキョンくんに会いたいから部室に寄ったんですよ…」

古泉はそう言いながら俺の身体に手をまわしてきた
顔を右肩の上にのせ、頬と頬とをくっつけてきた
かつてこいつとこんなに密着したことがあっただろうか

古泉「キョンくんが退屈しないようにオセロでも人生ゲームでもお相手しますよ」


そして何度もされたことあるように耳元で囁いてくる

古泉「でもせっかく2人きりなんですから、もっと楽しいことしませんか………?」

古泉は俺の耳を執拗に攻めてきた
左手は俺の身体に手をまわしたまま、右手で俺のネクタイを緩めている
Yシャツのボタンを強引にはずし、右手でその中をまさぐってきた
抵抗するもこいつの攻めが気持ちよすぎて力が出ない

キョン「……ふ……ぁ………そこは………あっ………」

力ない喘ぎ声しかでてこない
古泉は部室のドアを閉め、鍵をかけた

古泉「これで大きな声をだしても大丈夫ですよ、もっといい声を僕だけに聞かせて下さい………」

"僕だけ"か、そうだな、こんな淫らな声はお前以外に聞かせたことはない
そう言って口で俺の右耳を、左手でわき腹を、右手では乳首を攻めてくる

キョン「やっ………こ……古泉…………俺………あっ……ぁ……」
古泉「ふふ……かわいいですよ………」

やがて古泉は右手を俺の口に入れてきた
俺は古泉の綺麗で整った指をされるがままにいやらしく咥え、舐めつづけた

ただ、俺が振り返らなかったせいもあって俺はまだ古泉の顔を見てない
どんな顔でこんなことをしているのか急に不安になる

俺は指が抜かれたのと同時に振り返り古泉の顔を確かめた
そして超至近距離のところに眩しすぎる笑顔があった

キョン「こ…古泉ぃ…………」

古泉が笑顔であることを知り安心したのだろうか、こんな情けない声をだしてしまった

古泉「キョンくん……」

古泉は俺の顔を掴み、強引にキスをした
唇と唇を重ねるだけのようなのではなかった、もっと舌を絡まらせた卑猥なものだ

クチュ……チュパ………クチュ…………

いやらしすぎる音が静かな部室に響く

暫くして古泉がキスを止める
糸をひく唾液がまたエロい

古泉「どうでしたか、キョンくん?」

どうでしたかと感想を言われてもどう答えていいかも分からない、こんな感情初めてだ

キョン「………うまく言語化できない」

俺はそう言ってふふっと笑って見せた

そして今度は俺から古泉にキスをしてやった

11 デート編
ファーストフード店でハルヒはカバンの中から爪楊枝を5本とりだした
また2組に分かれるのだそうだ
俺は……また印付きのようだ
あわよくばまた朝比奈さんと2人きりでデート(こんなこと言ったらハルヒに死刑にされるが)したいものだ…………
残念ながら朝比奈さんは無印のようだ
俺のペアはというと……

古泉「私はキョンくんとみたいですね」
キョン「キョン言うな」

この背が高くて、ファッションセンスも抜群な
笑顔が輝いているこの男とのようだ

古泉「よろしくお願いします」

どうしたらこんなに白い歯をちらつかせた素敵な笑顔になれるのだろうか 小一時間ほど問いつめてみたいものだ

「デートじゃないんだからかね!遊んでたらぶっ殺すわよ!」
ハルヒはそう言って朝比奈さんと長門と駅の反対方面へと向かっていった

古泉「どうしましょうか?」

古泉がいつもの如く笑顔を絶やさないで聞いてくる

キョン「仕方ない、このへんをブラブラしてるか」
古泉「了解しました」

午前の朝比奈さんのときとまったく同じ展開だ

そしてほかに行く当てもないので、やはり朝比奈さんのときのように公園を散歩 することにした
なにが悲しくてせっかくの休日を男2人で公園で過ごさにゃいかんのだ
すれ違うカップルどもは俺らのことをどう見るんだろうなー
などと考えながら黙々と歩いていた

そんな沈黙を破るかのように古泉が話しはじめた

古泉「こうして2人で歩いてるとデートしてるみたいですね」

なにを言いだすんだこの男は

キョン「相手が朝比奈さんならともかく、どうしてそうなる」
古泉「まわりをご覧下さい」

よく見るとこの公園カップルしかいない
まわりから見れば、もちろん午前中に俺が朝比奈さんと歩いているときはそのうちの一組だったに違いない
ただ今は……あからさまに浮いている

古泉「私とキョンくんではカップルに見られないですよね」

理解してんじゃねえか、分かってるなら別にいい

古泉「だからカップルらしく手を握りましょう」

だめだ、全然分かってはいなかった

キョン「なぜそうなる」
古泉「ほら、ちゃんとエスコートして下さいよ」
キョン「カップルじゃないと何度言ったら分かる!」
古泉「ふふ……照れてるんですね」

キョン「・・・・・・・・!」

確かに俺の顔は紅潮していたし、またしても鼓動がはやくなってしまっていた

そして何を血迷ったのだろう、俺よ

俺は古泉に手をさしのべた


横目で古泉のことを見ると、少し意外そうな顔をしていた

キョン「俺に恥かかせんな、はやく握れ」

うつ向きかげんのまま俺はそう言う

古泉「了解です」

古泉は俺の指と指との間に自分の指をすべらせてきた
なぜだろう、俺はこの手に温もりを感じた


たぶんこの時、まわりのカップルから不思議がられたり、クスクスと笑われたり していたことだろう
でも、そんなこと気にもなんなかった

しばらくその手を握りしめたまま歩きつづけた
5月の新芽の香りが心地いい
ついさっきまで嫌がってたのが嘘みたいだ
午前中、朝比奈さんと歩いたときもドキドキしたのだが、それとはまた違ったド キドキがここにはあった

公園のちょうど真ん中あたりにさしかかったところで、
俺らの目にベンチで昼間っからイチャイチャしてるバカップルの光景がとびこんできた
ほら人いるよ~などと頭の悪そうな女が言っている

俺は、俺のなかでなにかの糸がきれる音がしたことに気付いた

俺は無言のまま、古泉の手をひいて木の生い茂った場所へ連れてった
そして今度は俺から古泉にキスをしてやった
はっきり言って自分からキスをするなんて初めてだったし
かなりぎこちないものだっただろう
それでも古泉の唇は俺の唇を優しく受け入れてくれていた

古泉「ふふ……大胆ですね、誰かに見られたらどうするつもりですか?」
キョン「古泉……俺……おまえのことが…好きかもしれない」

そう言うと古泉は苦笑いして言った(まあ常に笑っているが)

古泉「これもハルヒさんのおかげですね」
キョン「え?」
古泉「きっとハルヒさんが望んだからこうなったんでしょう」

"ハルヒが望んだから"

このセリフを何度聞いただろう
いや違う……ハルヒの奴はは関係ない!

キョン「違う……俺は………心からお前が好きだ!!」


俺は古泉を押し倒した
いつもスマイルを絶やさない古泉も、このときばかりは驚いていた

俺はバッチリきめてきたであろう古泉のネクタイをゆるめ、
シャツのボタンをはずした

青姦か、俺もいよいよ変態苦笑いなってしまったのだろうか

俺はもう一度古泉にキスをした
さっきのような唇と唇とではない
古泉が舌を入れてきたのだ
初めての感触に戸惑っている俺は、
いつのまにか押し倒していたはずの古泉に押し倒されていた

古泉「残念ですが、こういうのは僕のほうが得意なんですよ」

そう言って古泉は俺のズボンのチャックに手をかけた

古泉「いっつもビンビンですね」

キョン「古泉……な…舐めて……… 」

古泉「もちろんいいですよ」

古泉はパンツをおろし、俺のナニを露にした

まず亀頭を舐め回して、根本まで咥えこんだ

キョン「……っ………ぁあ……」

俺は必死に声を押し殺す
予想はしていたが、古泉は手コキが巧ければ、フェラも巧かった

ジュポ……ジュポ……

淫乱な濡れた音が草の中で響く

俺は野外という羞恥心があるせいで、もうイキそうになった

キョン「古泉……で……でるっ…………!!」
古泉「いいですよ、僕の口の中でイって下さい……」

そう言うと古泉は俺のナニを思いきり根本まで咥えた

キョン「でるっ!」

ドピュっ……ドピュっ…………

俺は古泉の口の中で果ててしまった
古泉はいやらしく俺の目の前でザーメンを手のひらにだしてみせた

古泉「ちょっとだしすぎですよ」

古泉はイタズラっぽく笑った
俺たち2人はまた手をつないで公園をゆっくり歩きはじめた

ただ、さっきと違うことが1つだけある

古泉「………キョンくん」

キョン「…………一樹」


もう………つないだこの手は離さない

(おしまい)



10
部室が夕焼けで赤く染まりかけている。
ここに男女が二人きりならばムードに流されて如何わしい事をするのだろう。
「で、ここで点と線の公式を使うんですよ」
残念ながら俺は、そんな良いムードの空間に男と二人きりだ。
例によって古泉の顔が近い。
ため息をつきながら、ノートに書き込みをしている古泉の横顔に視線をやる。
「――――聞いてますか?」
うん聞いている。
お前の説明が全部右から左へと流れている以外は何の異常も無い。
「あーあ・・・お前が朝比奈さんだったらなぁ・・・」
「僕がメイド服に?」
突然のボケに、思わず顔を古泉に向ける。
その瞬間、俺の唇に柔らかい何かが触れた。
最悪の事態を予想しながら顔を離すと、その予想が当たっていることが確認できた。
古泉の笑顔がいまだかつて無いほど近い距離にある。
「おっ、なんっ―――俺、おま、き、キス」
自分でも何を言っているのか分からない。
俺が、男と、接吻などと――――。
混乱しながらも、古泉の顔からいつもの笑顔が少しずつ消えていくのがわかった。
「・・・古泉?」
「はい?」
「そのマジ顔は何だ」
いつも笑ってる奴がマジ顔になるとこんなに恐怖心を煽られるものなのか。
そう戸惑っていると、古泉に満面過ぎる笑みが浮かんだ。
「何す」
誤魔化そうとする俺の唇を古泉の唇が強引に塞ぐ。

「ちょ、待っ・・・んぅ・・・ふはひぇんは」
ふざけんな、という俺の台詞のほうがふざけているように聞こえて、恥ずかしくなる。
やっと開放された時、俺の頭はもう勉強の事が飛んでいた。
「お昼ご飯、クレープ食べましたか?」
口の中の俺の唾液を味わいながら笑う。
「食べっ・・」
食べた。
昼飯時、国木田が楽しみにとっておいたらしいクレープを奪って食べたのを思い出す。
「僕は何を食べたと思います?」
「知るか」
つーか知りたくねぇよ。
この状況でそんな事ができる余裕がある人がいたら是非ご一報頂きたい。
「まぁ、僕は毎食後歯磨きするので分からないと思いますが」
古泉の嬉しそうな声が聞こえ、今度は首筋にキスが落とされる。
それが徐々に下がってきて、同時進行でネクタイが解かれ、ボタンが外されていく。
「もういい加減に・・っやめ・・・んぅ・・・っ」
「声、我慢しなくていいですよ、コンピュータ研の部長に見張りさせているので」
唇を噛んで声を漏らさないようにしている俺に、優しく囁く。
今までの会話をコンピュータ研の部長が聞いていた、という事を知り、顔に血が上がっていく感触がした。
「彼も交えて一戦」
「やめて。」
それは絶対イヤ。

9. ニュー速から転載もの
SOS団が発足してから半年。
僕の特別な性生活も半年が経ちました。
正直に言うと、僕はもうこの生活に飽きていました。
新しい刺激が欲しい。
そう思ったから、こんなことをしてしまったのかもしれません。

ドアが無造作に開けられます。
「待っていましたよ」
彼は、部室の光景をみて呆然としています。
「どうしました、キョンさん? どうぞお入りください」
「古泉………、これは……」
「見ての通りです。皆さん、忠実な僕の肉奴隷です」
僕は涼宮さんに腰を打ち付けます。
「はっ! ひゃうん! こ、古泉君、はげししゅぎりゅうぅぅ!」
僕の後ろには、朝比奈さん、長門さん、鶴屋さん、妹さんが整列して控えています。
全裸で。
「ああっん! 古泉君! しゅごいよおぉぉー!」
涼宮さんはキョンさんには気づいていないようです。
「お、おい、涼宮……。涼宮! おい!!」
一瞬、涼宮さんの目が、キョンさんをとらえます。
「ひ、いやぁ………どうして、どうしてキョンがここにいるの…?」
怯えるような涙目で、僕を見上げました。
「僕が呼んだのです」
「嫌ーっ!! 見ないで! 古泉君の馬鹿! なんで………キョンには秘密にしてくれるっていったのに……!」
キョンさんは呆然と呟きます。
「涼宮……、お前いつもこんなことしてたのか? 他のみんなもそうなのか?」
「その通りです」僕は答えました。
「…………いつからだ?」
「僕がSOS団に入団した日の夜には、もう涼宮さんを頂いていました」
「駄目! 言わないで古泉君! キョン、見ないで! お願いだからっ!」
「…………このド外道がっっ!!!」
キョンさんは拳を振り上げ、僕に向かってきます。

しかし、その姿勢のまま固まってしまいました。
「な、長門! 放せ! 呪文をやめろ!」
それには答えずに、長門さんは僕の方にすり寄ってきました。
「一つだけきいておきたいことがあります。キョンさん、あなた本当に気づいていなかったのですか?」
キョンさんは無言のまま、震えています。
「この部室でセックス。壁一枚隔ててセックス。孤島の時だって、
僕たちは派手にやっていたんです。妹さんも交えてね。それでも気づかなかったと?」
キョンさんは涙を流しながら小さく頷きました。
「ぜんぜん…………気づかなかった」
僕は皆さんの方をふり向いて、やれやれ、と肩をすくめました。
「もうやめて古泉君! キョンをいじめないで!」
涼宮さんも涙をこぼしながら訴えます。
「………あたし好きだった! キョンのこと好きだった………なのに、なんでこんなことに……」
「俺だって涼宮のこと好きだったよ。ああ、今なら言えるさ俺はハルヒが好きだ。大好きだ!
いつか結ばれるんだって、ずっと思ってた。なのに………ちくしょう!」
「あたし、汚れちゃったよぉ、キョン…………」
「なんで、こんな、ことに……………っっ!!」
その言葉に、さすがの僕も胸を打たれました。
「わかりました。キョンさん。涼宮さんとセックスしていいですよ」
「え…………?」
僕は長門さんと朝比奈さんに頷きました。
長門さんはキョンさんに、朝比奈さんは涼宮さんに目隠しをします。
「待て長門。俺はまだ同意してないぞ」
「勃起したまま言っても無駄」
長門さんはキョンさんのズボンを下ろします。
「うはぁっ!」
その摩擦で、キョンさんは射精してしまいました。
「あはは。ちょっと想像力がたくましすぎるようですね。もしかして童貞ですか?」
「………………」
「大丈夫です。あなたはこれから男になります。憧れの涼宮さんのおまんこでね」
目隠しされたままのキョンさんは、長門さんに誘導されて、こちらへ来ます。
ペニスは相変わらずマックス勃起状態です。


「ほら、キョンさん。もう少しですよ。バックから、涼宮さんを突いてあげてください」
「あ…キョン………」
「ハルヒ……」
キョンさんは穴にペニスをあてがうと、腰を闇雲に前に動かしました。
しかし棒はうまく入っておらず、腰をつるりと駆け上がります。
「うはあっ?!」
その衝撃でまた射精してしまいました。
「また出してしまいましたね。涼宮さん、背中にぶっかけられたのがわかりますか?」
「…ふぇ? え、ええ………」
キョンさんのペニスに長門さんの手が添えられて、次なるチャレンジです。
「さあ、今度は良く狙って」
ペニスは一気に奥まで突っ込まれました。
「ああっ! キョン! 入ってくるよう!」
「ハルヒ! これがハルヒまんこ! すっげえ絞まる! ぐおおっ?!」
そしてキョンさんは獣のように腰を突き動かします。
何回も何十回も中で射精し、涼宮さんも何度もいったようです。
「ああ……すげえよハルヒ………。俺たち相性ばっちりだな」
「キョン……。あたし、キョンと一つになれて嬉しい………。キョンの赤ちゃん欲しいよ…」
最後、二人は繋がったままそう言いました。
「さて、では目隠しを取ってみましょうか」
僕の声と共に、二人の目隠しが外されました。
「………………へ?」
初めに気づいたのはキョンさんでした。
「……どうしたの?」
「ひ、ひいっ?! うわあああああああああああぁぁぁあぁぁぁあああ!!!」
キョンさんが驚いたのにも無理はありません。
だって、二人の間には僕が挟まっていたのですから。

「まったく、キョンさんは中で出しすぎですね。僕、男ですけど妊娠しちゃうかもしれませんよ?」
すなわち、キョンさんは僕のアヌスにペニスを入れており、涼宮さんの中に入っていたのは僕のペニスだったわけです。
「そ、そんな……最初からずっと古泉のケツにぶち込んでたって言うのか?」
「その通りです。なかなかの名器でしょう? 長門さんのおかげです」
キョンさんは口元を押さえます。こみ上げる吐瀉物を飲み込んでいるようです。
「キョンさんは僕で童貞を喪失したのです。おめでとうございます」
「げええぇぇぇぇ」
キョンさんが盛大に吐き出します。涼宮さんはそのまま失禁して失神してしまいました。
「………………夢だろ?」
「現実です」
「正気か?」
「僕はいつだって、ほどほどに正気ですよ」僕は微笑みます。
キョンさんはうなだれると、しばらくぶつぶつと呟いていました。泣いているようです。
「あれ? もう壊れてしまったのですか?」
僕の問いかけで、キョンさんは急に活力を取りもどしたようでした。
「こ、古泉! 貴様、殺す!! ぜってー殺す! ぶっころす! こんちくしょう! きたねえんだよやり方が!」
暴れるキョンさんを、長門さんが取り押さえます。
「ちくしょう! 放せよ長門! こいつは生かしておけねえんだよ! 変態! ド外道! 鬼畜! 人類の敵!
何が超能力者だ、何が機関だ! かかって来いよ! お前ら全員殺して俺も死んでやるよ!!!」
「あなたに僕を殺すことはできません」
「黙れ!」
「ところがどっこい、これが現実です」
そして、キョンさんの全身から力が抜けました。
「ご苦労様です。長門さん」
「な、長門………何を?」
「弛緩剤を投与」
「便利な薬ですよ。では皆さん、そちらはそちらで、仲良くやっていてください」
僕はそう言って、ぐったりしたキョンさんを抱き上げます。
キョンさんはしきりに恨み言を呟いては、涙を流し続けていました。
「そんなに泣かないで下さい。これから、もっといいことが待っているのですから」
部室を出て、僕とキョンさんが向かう場所は、コンピュータ研の部室。
そこが第二ラウンドの舞台となります。

8
俺も相当暇なのか何時もどうり部室へと向かい
朝比奈さんが着替えて居ないか確かめる為に扉をノックをする
返事が無い
着替えて居ないのか、もしくは誰もいないのか
いや、長門は絶対に居る筈だ。あいつは部室と同化しているからな
扉を開けてみると思わぬ人物がいた
長門が本を読んで居る訳でもなく
ハルヒがPCを弄っている訳でもなく
朝比奈さんが可愛いメイド姿で彷徨いてる訳でもなく
唯 笑顔で佇んでいる古泉がそこにいた
「キョン君」
微笑みながら俺に近づく
「お前がキョン君って呼ぶと何だかなぁ…」
朝比奈さんがキョン君と呼ぶのと何かが違う
嫌では無いのだが…なんて言うか
言葉に出来ない もどかしさがあるのだ

「嫌ですか?」
「嫌じゃないけど」
いつも俺の事を名前で呼ばないこいつが呼ぶと…
じゃなくてこいつまで俺の事を「キョン」と言うのか
がっくりと項垂れ「何でもいいよ」と呟く
溜息を吐き、椅子に座ろうと足を歩めると
行き成り古泉に手を掴まれ勢いよく壁へと押される
乱暴な奴だな。と思うより先に
何時も通りの微笑みの侭古泉の顔が近づく
「キョン君…」
耳に息を吹きかけられるように囁かれる
むず痒さが堪らず顔を顰めると
古泉が声を立てて笑い出す
「っ…なんだよ。何か用か?」
それが気に喰わず、睨むと古泉は笑うのを止め
普段の微笑みとは少し違う…なんて言うか
自嘲じみた微笑みだった
「唯名前を呼んでみたかっただけです」
キョン君、と又耳元に息を吹きかけるように囁く
「だからそれ、止めろよ…」
すると古泉は「何ででしょうか?何故駄目なんですか」
と本当に不思議そうに微笑む


止めろという理由は特に無い
変な感じがするから止めて欲しいだけなのだ
その事が言いにくく、口籠もってしまう
「僕はね、あなたの事が好きなんです」
掴まれた侭の腕に強く力を込められ、痛さで眉を顰める
「す…好き?は?お前何いってんだよ…古泉」
男に好きと言われて、何てリアクションすれば良いか分からず
意味が分からないと言うしか無かった
「その侭の意味で「好き」です」
いや、そのままの意味って…
「古泉ってそう言う趣味があるのかよ」
俺は勿論お断り
断じて女の子が好きだし
てか、古泉が俺の事を好きとかネタだろう?
たちの悪い冗談に決まっている
「いえ、決してそう言う趣味があるとは言えませんけどね。
…いつの間にかあなたを愛していた。それだけじゃ駄目でしょうか?」
壁につよく押され同時に両手も拘束されてしまった
何も言えず、しかも動けなかった為古泉を睨む事しか出来なかった
誰か来る事を願い、今はもう諦めるしかなかった

そんな俺の気持ちを見透かしたように古泉は言う
「事前に鍵をかけておきました。なので誰も入ってこれませんよ」
用意周到だな、と心の中で呟く
古泉は本気で言っているのだろうか。
そう思い、俺は恐る恐る訊ねる
「古泉、それ…本気で言っているのか?…俺の事を好きとか…」
自分で声に出して云うのは恥ずかしかったが仕方がない
「ええ、本気です」
愛しています。そう微笑み、強く顎を掴まれる
次に何をされるのかと予想するより先に
古泉の唇が俺の唇と重なった
「っん…」
それは優しさとは程遠く乱暴でしか無かった
息苦しくなり薄く唇と開くと古泉の舌が侵入する
「ふ…っ…ぁ」
どちらの唾液か分からなくなった頃、やっと開放され
俺は立っているのが辛く地面へと座り込んでしまった
酷い呼吸困難になったかのような苦しさで
荒く呼吸をすると不敵に微笑む古泉が目に入った
「てめぇ…」
一発殴ろうとするが力が入らず断念する

「キスは初めてですか?」
答える義務なんて無いだろう
質問を無視するとやれやれ。と首をふり
「どうでした?」と感想を求められる
睨むと古泉は又微笑んだ
「これから…僕を忘れられなくさせてあげます」
ゆっくりとね…。
「古泉…おまえ…」
罵ろうと声をあげるが丁度よく扉をノックする音が聞こえ
言葉をのみ込むしかなかった
「残念です、今からもっと楽しもうと思ったのに」
ねぇ、キョン君?

そう優しく微笑む古泉を見ると
さっきの事など無かったかのように思えた

「古泉…」

唇を拭い、俺はゆっくりと立ち上がった

7
僕の名前は古泉一樹、他の人にはないスキルがあったり、人には言えないアルバイトをし
ているけれど、そこそこ普通の高校生だ。

今日もいつものように部活のミーティングに参加中。
上座でハツラツと意見を述べているのが、噂の涼宮ハルヒ。彼女の監視が僕のアルバイト。
そして、僕の横には呆れたようにため息をつく男子が一人。
彼が涼宮さんに取ってのカギであるということは今までの調査で予測がついていた。

彼を上手く乗せれば、世界の平穏は保たれる。


そのために彼と親しくしていた…


はずだった。
誤算以外の何でもないじゃないか、彼に惚れてしまっただなんて。
仲間にも言えたもんじゃない。
近い距離で彼に接しようとする僕を疎む姿さえ、今では愛しいほどだ。

思い返せば、この気持ちは出会って間もない頃には既に芽生えていた気がする。
部室の名物となっていた朝比奈さんのメイド姿を、本当に嬉しそうな笑顔を浮かべて見ていた時。
可愛らしい笑顔だな、と感じた。もっと見たい、と思った。
誤解のないように言っておくけれど、別に僕は同性を恋愛対象としてみる性癖の持ち主というわけではない。
だから最初はもちろん戸惑った。こんなに悩んだのは3年ぶりだ。
でも一度自覚したものを打ち消すことなんて出来なくて。受け入れてみたら、すごく楽しい毎日が待っていた。

彼の周りだけ世界が色付いて見える。
本当に、愛しい。好きで好きで仕方がない。

こんな気持ちを忘れてから、どれぐらい経つ?

謎のスキルを得てから、人と距離をおいて付き合うようになった。
上辺だけ取り繕っていれば、厄介なんて起こらないから。

そういうスタンスで生きざるを得なくなっていた。

しかし、彼とはそんな薄いお付き合いでは終わりたくない。
当然、涼宮さんの件もあるけれど、僕個人としても親交を深めたい。微笑みかけてもらいたい。
まずはお友達…親友からでも構わない。いつかは僕のものにしたい。

いや、してみせる。

手始めに、一緒に帰ろうと誘ってみようか。

いろいろ考え付いて、僕としたことが、どうやらニヤけていたらしい。

「おい古泉、何ニヤけてんだ?」
呆れたような彼の声。
「…キョンくんのことを考えてたんですよ」
飛び切りの笑みを添えて、さりげなく呼んだ彼のあだ名。いつも「あなた」じゃ味気ないから。
あ、彼が真っ赤になってフリーズしてる。
復活した時に浴びせられるだろう罵詈雑言でさえ楽しみだ。僕も相当毒されちゃったかな?彼の可愛らしさに。
そう言うとまた怒られるんだろうな。
だからこれはまだ言わない、僕だけの秘密。

6
古泉「キョン君」
キョン「うわぁ!急に話しかけんな!………っていうかここはどこだ!?」

わけがわからない
さっきまで俺は何をしていたのかすら思い出せない
ここはどこだ?見覚えがない、閉鎖空間か?いや、それも違う

古泉「お気になさらないで下さい」

古泉はそう言って俺を抱きしめてきた

キョン「うわあ!!なにす………」
古泉「野球大会で勝ったご褒美ですよ」

そうだ、野球大会で第1回戦に勝ったんだ
しかし、それは思い出せてもそれ以上は思い出せない
しかも古泉のあったか~い抱擁が俺の思考の邪魔をしている

古泉「ここなら2人っきりですよ、さあ、つづきをしましょう」

古泉はそう言ってかつてないほどの笑顔を俺にむけた
「ふざけるな!」と俺はこいつに罵声を浴びせる………ことはできなかった

古泉が唇を重ねてきたからだ

キョン「…………!!」
古泉「…………………………」
キョン「……………はあっ……………な…なにすん……」
古泉「キスだけで感じちゃうんですか………もしかして初めてだったんですか?」
キョン「う…うるせえ!!」

図星だった
俺は今まで女性と接吻などしたことがない
いや、今俺が接吻したのは男だ、古泉一樹(♂)だ
よって訂正しよう、俺は今でも女性と接吻などしたことがない

古泉「キョン君は………耳が感じるんでしたっけ?」

古泉はそう言って俺の耳たぶを噛んだり、舐めたり、耳に息を吹きかけたりした

キョン「…っあ………うぁ………っはぁ………あぁう…………」

俺も随分情けない声をだすものだ、でも気持ちいいんだから仕方がない
やがて古泉の手はまた俺の陰部へと伸びていた

古泉「感じているんですよね?こんなにかたくなってますよ?」

そして、同じようにあの手つきで俺のナニを刺激してくる
しかもそれに加えて古泉は絶えず耳を愛撫してくる
やばい、ほんとにど~にかなっちゃいそうだ~

キョン「あぁ~…………あっ…………はぅ……………ぁ…………」
古泉「ふふ……本当にかわいいんですね、キョン君は……」

いつもの俺なら「ふざけるな」などと即答しているところであろう
だけど、なぜかは知らないが今は古泉のこの言葉が……少し嬉しかった

キョン「こ……古泉………俺……もう………………」

だめだ………イク…………あ………………

キョン「!!!」

気がつくとそこは何てことない、いつもの朝だった
どういうことだ?確かに俺はさっきまでどこか知らない空間にいた
だけどここは俺の部屋で………
そうか、俺は寝てたのか………?

こんな夢を見るなんて………まさか俺は本当に古泉のことが…………
そんな考えが脳裏をよぎったが、すぐに自分で掻き消した

断じてそんなことはあるはずがないのだから




それにしても、結局夢オチだなんてこの文章を書いた奴は何考えてるんだまったく
5
長門のインチキマジックのおかげで無事俺たちは1回戦に勝つことができた
おかしい、なぜ俺は勝って喜んでいるんだ
世界を救えたからか、そうだ世界を救えたからにきまっている
自分と葛藤していると古泉が俺のほうに近づいてきた

古泉「おめでとうございます」

また耳元でそっと古泉が囁く
その甘い吐息に俺はもう気が狂いそうになった

キョン「こ……古泉…………俺…………もう………………」
古泉「ふふ、せっかちですねキョン君は…………」

ハルヒ「あんたたち何やってんの?」

その一言で俺は正気に戻った
そうだ、ここは公の場だ、いつもハルヒに常識云々言ってる奴が
こんなことしていていいのであろうか、いやよくないだろう!(反語)

古泉「いいえ、何でもないですよ、お気になさらないで下さい」
ハルヒ「ふーん…………まあいいわ、昼ごはん食べに行きましょ」
長門「……………ボーイズラブ」

うるさいぞ、長門
まあハルヒも朝比奈さんも特に気にしていないようだったから良しとしよう
それと、とりあえず古泉に釘を刺しておこう

キョン「お前……次あんなことしたらただじゃおかないからな」
古泉「おや、感じていたのではないのですか?」
キョン「うるさい」
古泉「でもうれしいなあ、僕のためにこんなに試合を頑張ってくれたなんて」
キョン「違う、違う、なにもかもが違う」
古泉「大好きですよキョン君、こんどは2人きりで………」

古泉はまた俺の耳元でそう囁いて去っていった
大好き?俺のことが?古泉(♂)が?俺(♂)のことを?まさか
2人きりでなんなんだ?2人きりでなにをするんだ?
トランプか?UNOか?人生ゲームM&Aか?チェスか?
オセロか?オセロだ、オセロ、オセロに決まっている


それでもあいつに耳元で囁かれたとき、俺は鼓動がはやくなる
もしかしたら俺はまだ正気に戻ってないのかもしれない
4
「キョン、古泉くん、あんたらちょっとキスしなさいよ」
いつもとは質の違うハルヒの迷惑な提案に、俺と朝比奈さんは驚きを隠せなかった。
「・・・・正気かハルヒ」
ハルヒの辞書に正気とか常識とかの文字が羅列されていない事は知っている。
俺が言っているのは、一般人にとっての“正気”でなく、ハルヒにとっての“正気”についてである。
いくらハルヒでも、この言動は正気の発言とは思えない。
「正気よ!男同士の禁断の愛っ!学園ストーリーに一組は」
「いねぇよ、お前の中の学園ストーリーは一体何処から仕入れてきているんだ」
同意を求めて古泉の顔を見る。
が、見当はずれの爽やかな笑顔が俺を見据えていた。
「いいですね、やりましょうよキョンくん」
「こっ、古泉?」
こいつも正気じゃないのか。
そう思っていると、古泉がハルヒに気づかれない様小声で話しかけてきた。
いやな予感がした。
「閉鎖空間が」
「わかった」
不快な事に、最初の単語でいやな予感が的中したのが分かってしまった。
つまり、今度はコイツとの口付けに世界がかかってるのか。
実に嫌な世界だ。
「さっさとやんなさいよ、じれったいわねぇ!」
ハルヒの苛立ちが声だけで伝わってくる。
「黙れ!心の準備がいるだろう!」
「僕は準備万端ですよ」
瞳を閉じて、唇を近づけてくる。
「・・・早くしないと、閉鎖空か」
「わかった、すればいいんだろ!」
俺の返事を聞いて、古泉の手が優しく頬に触れ、俺を抱き寄せた。
思わずそれに流されそうになる。

駄目だ俺!
手を勢い良く払いのけると、古泉の驚いた瞳が見えた。
驚いてるのはこっちのほうだ馬鹿。
「だって、同意しましたよね?」
「俺を彼女か何かと勘違いしてんのか?手馴れた手つきであんな事しやがって!」
思い出しただけでも背中がゾクゾクする。
「もしかしてあれで感じちゃったんですか?」
「黙れ息を吹きかけるな頬赤らめてんじゃねぇ!」
俺は恥ずかしさと苛立ちでもう泣きそうだ。
ハルヒに無理矢理コスプレさせられる朝比奈さんの気持ちを理解する日が来ようとは。
「もう本気でヤバイんですよ、世界が」
小泉の真剣な顔つきに、自分が怒られているような錯覚に陥った。
「・・・・・わかった」
自分から目を閉じて、顔を上げる。
古泉の近づく気配がまた俺をいらつかせる。
「・・・・・・・おい、早くし」
目を開いた途端言葉を失った。

目の前に古泉がいなかったから、というのもあるが、それだけじゃない。
「じゃーーーーーーーーん!ドッキリでしたぁ~!はははは!」
ハルヒの手には“ドッキリカメラ”と書かれたプレートが握られている。
と言っても、どこにもカメラが回っている様子は見受けられない。
・・・もし許されるならこいつを殴りたいリンチしたい。
「馬っ鹿じゃないのぉ~?“・・・・・わかった”・・・だってぇ~!」
ハルヒの笑い声が狭い部室に嫌というほど響き渡る。
見ると、朝比奈さんは笑いを必死で堪えている。
この場合に限っては、可愛いから許しておこう。
「・・すっすみませんキョンくん、涼宮さんの退屈を紛らわす為だったんです」
古泉、笑いながら言っても説得力が無いんだが。
「・・・・・・・・・・・・・ユニーク」
長門、何も聞いてないぞ。
「キョンくん、僕のことが好きだったんですね」
誤解だよ馬鹿顔が近い。
・・・好きなんて一言も言ってないだろう。
「僕もですよ」
今俺の人生を揺るがす台詞を聞いた気がしたんだが、気の所為だろうか。
いやハッキリ聞こえた。
・・・・聞こえなかったフリをしておこう、それがいい。


3
3回の裏を無事に10点以内に抑え俺はベンチに戻った
ベンチに座るなり古泉が俺のほうに寄ってくる

古泉「さっきの話のつづきですが…」
キョン「顔が近いぞ、なんだ」
古泉「ボールを追いかける姿が素敵でしたよ、キョン君……」
キョン「気色の悪いこと言うな、キョン君と呼ぶな、顔が近いんだよ顔が」
古泉「そんなこと言って本当は照れているのでしょう……?」

いつもの古泉スマイルが俺の顔にどんどん近づいてくる
俺が顔を少し前にだせば唇と唇とが触れ合うほどの距離だった
相手が誰であれこんな状況で緊張しない奴などいないだろう
そして相手が朝比奈さんだったら俺は即座に接吻を交わしていたことだろう
しかーし!相手は古泉一樹(♂)だ
それなのに俺は動けなくなった、そして頬がどんどん紅潮していくのが自分でも分かった

キョン「ん……んなわけねえだろ………………」

俺は古泉との距離を一定に保ったままそう言った
今思えば俺が後ろに下がればよかっただけの話だ
なぜそうしなかったあの時の俺よ
もしこの世にタイムマシンというものがあったのならば
俺は迷わずこの時の俺の元に行き過去を変えさせるだろう

古泉「……ふふ………顔が真っ赤ですよ」
キョン「だまれ!」
古泉「身体は正直なんですよ」

古泉はそう言って俺のバットを刺激してきた
ど真ん中直球ストライクだ~~!!!!

古泉「こんなにビンビンに勃起させてしまって立てるんですか?キョン君」
キョン「う……うるせえ………………あっ……………」

古泉の手が俺のバットをジャージの上から刺激する
なぜだ、こいつ……上手い、テクニシャンだ、俺の左手以上にいい
気持ち良くなって抵抗することができない
古泉はフフっと不適な笑みを浮かべ顔を更に近づけてきた

キスされる!そう思い俺は目を閉じた
古泉「試合に勝ったら続きをしてあげますよ」

古泉はそう耳元で囁いて長門のほうへ行ってしまった
俺は熱くなった鼓動と耳に吹きかけられた息を感じていた

おかしい、おかしすぎる
俺は女の子が好きだ、好きだ、大好きだ、大好きなはずなのだ
朝比奈さんのことも可愛いと思っている

それでもこの試合に勝つ理由が
"世界を救うこと"
の他にもう1つできてしまったことを俺は否定できなかった

2. 1をちょっと改変
「なぜ俺を閉鎖空間に連れて行く。さすがにもう見飽きたぞ」
 古泉はいつものように微笑を浮かべながら、俺に言った。
「今日は神人を消滅させるためだけにあなたを呼んだのではありません」
 ならいったい何をするつもりだ。
「三秒ほど目を閉じてください。あなたには何もしませんから、安心してください」
「ああ」
 何もしないと言うんだから大丈夫だろう。一抹の不安はあるが……。

………
……


「どうぞ。目を開けてくださって結構ですよ」
 俺は目を開けた、と同時に目を疑った。
 なんと古泉が生まれたままの姿で立っていた。
「どういうつもりだ?」
 俺は困惑気味に言った。
「実は私は同性愛に興味がありましてね」
「ここなら誰の目にも付きませんから、行為に集中できますからね」
 ……こいつは何を言っているのだろう。
 目の前には裸の古泉。不快にも、俺より大きい。何か悪いものでも食べたのだろうか。
「まさか、拾い食いなんてしていませんよ」
 拾い食いだとは誰も言っていない。古泉は肩をすくめながら続ける。
「涼宮さんがホモ展開を望んだため、今があるのです」
「だからって、何で俺とお前なんだ。谷口でも誘えばいいだろ」

……ここで限界wwww
やっぱ、こういうのをつくる人は
尊敬に値するな。
難しすぎw
1.vipから転載
79 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [sage] 投稿日: 2006/04/24(月) 19:19:51.47 ID:aZu/rNkf0
キョン「なぜ俺をまた閉鎖空間へ連れて行く。もうさすがに見飽きたぞ。」
古泉「ハハハ、今日は神人を消滅させるためだけにあなたを呼んだわけではありません。」
その笑顔がいつもに増して怖い。一体今日は何をしようというのだ。
古泉「目を3秒ほど瞑って下さい。安心してください。あなたには何もしませんから。」
キョン「ああ。」
それを聞いて俺は目を瞑る。何もしないというのだから、少し安心した。

1,2,3.

俺は目を開けた。すると、


古泉が 生まれたままの姿でこっちを見ていた。


キョン「・・・お前何をしている。」
古泉「実は私は同性愛に興味がありましてね。ヤマジュン漫画の大抵は読破しています。
それに、ここなら誰にも目を付けられることなく堂々と行為に集中できますからね。」
俺は自分の全ての感覚を疑った。しかし目の前にいるのはどう見ても裸体の古泉だ。余談だが、俺より大きい。
キョン「・・・何か悪いものでも食ったのか?」
古泉「涼宮さんがホモ展開を望んだから、今があるのです。」
キョン「だからって何で俺とお前なんだ。気持ち悪い。」
こんな世界がハルヒの望んだ世界なのか?ふざけるな。俺は初めての人が古泉なんてお断りだ。
古泉「始めは誰でも驚くものです。私のイチモツを凝視してみてください。」
キョン「なぜそのようなことをしなければならない。」
古泉「見ているうちに自然と興味を持ってくるものです。男の子は誰でも大きなものに憧れるものですよ。」
キョン「・・・・・・。」
見てたら苛立ってきた。もう我慢できない。俺は憤慨を籠めて瞬時にして古泉を押し倒した。
古泉「おぉ。やっとやる気になったのですか。私のアナルは待ちくたびれて乾ききってしまいましたよ。」
よく見ると綺麗な形をしているな。こいつの穴。俺は不覚にも勃起してしまった。