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38 古キョン
骨の髄迄寒くなりそうな位寒い帰り道を俺と古泉はひたすら歩いていた。

「愛してますよ、キョン君。」

話が尽きると必ず言う台詞、顔が近い、息を吹き掛けるな、さり気なく耳に接吻をするな…と突っ込めばキリが無いので止めておくが。

「なぁ、古泉よ。」
「何ですか?」
「いつも愛してるというが、どれ位愛してるんだ?…俺を。」

正直、気になってた。
はにかみ★青春の1ページの様な聞き文句であるが、此処迄言われ続けると気になるものだ。まぁ… 断 じ て まともな答え等期待していないが。
「そうですねぇ…24時間付け回して起床から就寝、寝言に関する事柄迄観察して、最終的には僕の自室で裸で監禁して、可愛がりながら調教したい位愛してます。」
聞くんじゃなかった、と思ったのは紛れもない事実である。
「そうじゃなくてだなぁ…。例えば此れ位愛してる…とか」
そうして俺は両手を目一杯広げて見せたが古泉は相変わらずキョトンとしているので、まともな答えを促す様な例えを言ってみた。
「ぁー…お前達にとって絶対的なハルヒが、俺達の仲を良く思っていなかったら、どうする?」
「それは組織にとっては困るでしょうが、勿論僕は貴方を選ぶつもりです。」

まぁ、正直嬉しい言葉であるが…恋とか愛は此処迄…組織を裏切る様な事でさえやってのけると思わせるのだろうか?
「好きになったのですから、貴方が一番大切になったと言う事です。キョン君、僕は貴方が好きです、愛しています。」
俺の思考を読み取ったのかと疑いたくなる位、思った事を次から次へと甘い言葉を添えて答えてくる我が恋人古泉。惚れた弱味だろうか…恥ずかしいが何も言えない。
「ところで…キョン君は僕の事、どの位好きですか?」
急に甘い言葉を終え、聞いてきやがった。
やっぱり古泉も気になるのだろうか?
「俺か?俺はお前の愛の当社比50倍位だ。」
「それなら僕は先程の100倍で。」
「なッ…じゃあ、俺は10000倍だ!」

そうして、途方もない小学生丸出しな言い争いをこの後別れ際迄していた。
いい歳をした男同士のこの情景を人々は、気温より寒々しく見ているのは気にしてはいけない事だ。


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