僕は、恐怖で微かに震える古泉君の手の上に自分の手を置いた。
何をしても崩れない笑顔が憎らしくて、自分のネクタイで古泉君に目隠しをした。
込み上げてくる怒りを飲み込んで、優しい口調で囁く。
「古泉君が悪いんだよ?」
僕のキョンに近づきすぎたから。
壁に叩き付けた古泉君の顔の両側に手を置いて、顔を近づける。
すると一瞬、古泉君の眉間にしわが見えた。
「嫌なんだよね・・・?」
嫌なのに、なんで無理して笑ってんの?
僕は答えを待たずに唇を重ねた。
「・・・ぅ・・・っ・・・ん・・」
古泉君の声色からは嫌悪感しか伝わってこない。
その声で喜びを感じている自分が些か怖くなった。
顔を離すと、目隠しをしたネクタイに染みができていた。
「・・・・・・泣いてるの?」
でも、それとは対照的に口元が笑っている。
もうやめてください・・・
そう呟いた後、古泉君はうな垂れた。
僕には、やめる気なんて微塵も無い。
何をしても崩れない笑顔が憎らしくて、自分のネクタイで古泉君に目隠しをした。
込み上げてくる怒りを飲み込んで、優しい口調で囁く。
「古泉君が悪いんだよ?」
僕のキョンに近づきすぎたから。
壁に叩き付けた古泉君の顔の両側に手を置いて、顔を近づける。
すると一瞬、古泉君の眉間にしわが見えた。
「嫌なんだよね・・・?」
嫌なのに、なんで無理して笑ってんの?
僕は答えを待たずに唇を重ねた。
「・・・ぅ・・・っ・・・ん・・」
古泉君の声色からは嫌悪感しか伝わってこない。
その声で喜びを感じている自分が些か怖くなった。
顔を離すと、目隠しをしたネクタイに染みができていた。
「・・・・・・泣いてるの?」
でも、それとは対照的に口元が笑っている。
もうやめてください・・・
そう呟いた後、古泉君はうな垂れた。
僕には、やめる気なんて微塵も無い。
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