カーテンを引く音がしたあと、古泉が俺の額に手を当てた。
無駄に顔が近いが、今の俺にはそれに気を使えるほどの体力が残っていなかった。
「熱いですね、大丈夫ですか?」
「・・・大丈夫じゃないから保健室にいるんだろ・・・」
わざと面倒くさそうに呟く。
それもうですね、と笑顔を見せた。
「・・・何考えて此処に着たか知らんが、妙なこと考えるなよ」
今日はお前の相手してるほど余裕は無い。
できることなら直ぐにここから立ち去ってほしい。
つい先ほどハルヒが俺の病状を悪化させに来たばかりだ。
古泉、なんでそこで不服そうな顔してんだよ。
「僕にうつせばいいんじゃないですか?」
「・・・お前風邪とか引かさそうだな」
バカだからとかじゃなく、なんとなくそう思った。
「じゃぁ薬でも飲みますか?」
それが一番無難だな。
とにかくこのだるさをどうにかしたい。
「まずは何か食べないと・・・僕のお弁当でも食べますか?」
「・・・・・・いい」
俺の意見は無視されたようで、みかんゼリーの匂いが漂ってきた。
お願いだからしょうもないギャグはやめてくれ。
「ギャグじゃないですよ、ほら、あーん。」
ゼリーののったスプーンを俺の口に近づける。
「あーん、じゃねぇよっ!」
「やれやれ、ちょっと落ち着いてくださいよ」
古泉は困った顔でゼリーを自分の口に放り込んだ。
困ってるのは俺だ。
何なんだお前は、ここに弁当を食べるためにきたのか?
「キョンくん・・・」
自分を呼ぶ声に気づいたときは遅かった。
古泉の唇が俺の口を封じ、間を割って生暖かいゼリーが流れ込んできた。
ただでさえ熱い体がさらに体温を増した気がする。
奴の顔が離れた後、すぐに反論を開始した。
「何なんだテメーは!大体さっきから顔が近いんだ顔がっっ!
いい加減その変態加減をどうにかしろ!」
「あぁ、それは無理ですねぇ」
少し申し訳なさそうな顔でさらりと言いのける。
そんな変態と密室内に二人きりになっている状況は閉鎖空間に匹敵するヤバさだった。
無駄に顔が近いが、今の俺にはそれに気を使えるほどの体力が残っていなかった。
「熱いですね、大丈夫ですか?」
「・・・大丈夫じゃないから保健室にいるんだろ・・・」
わざと面倒くさそうに呟く。
それもうですね、と笑顔を見せた。
「・・・何考えて此処に着たか知らんが、妙なこと考えるなよ」
今日はお前の相手してるほど余裕は無い。
できることなら直ぐにここから立ち去ってほしい。
つい先ほどハルヒが俺の病状を悪化させに来たばかりだ。
古泉、なんでそこで不服そうな顔してんだよ。
「僕にうつせばいいんじゃないですか?」
「・・・お前風邪とか引かさそうだな」
バカだからとかじゃなく、なんとなくそう思った。
「じゃぁ薬でも飲みますか?」
それが一番無難だな。
とにかくこのだるさをどうにかしたい。
「まずは何か食べないと・・・僕のお弁当でも食べますか?」
「・・・・・・いい」
俺の意見は無視されたようで、みかんゼリーの匂いが漂ってきた。
お願いだからしょうもないギャグはやめてくれ。
「ギャグじゃないですよ、ほら、あーん。」
ゼリーののったスプーンを俺の口に近づける。
「あーん、じゃねぇよっ!」
「やれやれ、ちょっと落ち着いてくださいよ」
古泉は困った顔でゼリーを自分の口に放り込んだ。
困ってるのは俺だ。
何なんだお前は、ここに弁当を食べるためにきたのか?
「キョンくん・・・」
自分を呼ぶ声に気づいたときは遅かった。
古泉の唇が俺の口を封じ、間を割って生暖かいゼリーが流れ込んできた。
ただでさえ熱い体がさらに体温を増した気がする。
奴の顔が離れた後、すぐに反論を開始した。
「何なんだテメーは!大体さっきから顔が近いんだ顔がっっ!
いい加減その変態加減をどうにかしろ!」
「あぁ、それは無理ですねぇ」
少し申し訳なさそうな顔でさらりと言いのける。
そんな変態と密室内に二人きりになっている状況は閉鎖空間に匹敵するヤバさだった。
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