2ntブログ
閉鎖空間な保管庫
ここは「涼宮ハルヒで801スレ」のネタ保管庫非営利サイトです。 女性向け、BL、801に不快に思わない方のみ自己責任でご覧くださいませ。
スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
42 古キョン(古泉視点
機関だとか演技だとか涼宮さんの意志だとか

もうそんなことはどうでもいい。


いや、そう言いつつ上に逆らうわけでもなく、素の自分を晒しだすわけでも、ましてや涼宮さんに刺激を与えるわけでもない。


ただそれを超えたところでこの人が愛しいだけ。



「古泉、ここはどこだ」
「部室ですね」
「ああ、まごうことなく部室だ。しかも何故かさっきお前によって密室にされたな」
何でいつもいるはずの長門までいないんだ、などぶつぶついいながら押し倒している僕の手をどかそうともがく。
今は昼休み。長門さんには頼んで出てもらった。朝比奈さんは昼は教室だし涼宮さんは…まぁ多分大丈夫だろう。いざとなったら施錠はしているし。
「あなたが声をださなければ問題ありませんから」
いつもどおりの笑顔で返す。
「何の話だ。話を進めるな。声をだすようなことをするつもりもない、いいから放せ!」
一息でまくしたてるキョン君。ああ、一挙一動、すべてが可愛らしく見える。少しおかしいのかもしれない、自分は。

「いいじゃないですか。二人きりになんてめったになれないんですから」
「まぁ…確かにそうだが」
シュン、と少ししおらしくなったように見える。キョン君もなかなか二人きりになれないということを悲しんでくれているのだろうか?自惚れてしまう。
「せっかく二人きりになれたんですから、二人きりじゃなきゃできないことをしようとしてるんですよ」
「お前は結局それじゃないか!」
僕より幾分背の低いキョン君を(失礼だがあまり体力もないようだし)組み敷くのは簡単なことだ。けど、
「無理矢理は趣味じゃないんで」
そう言って噛み付くようにキスをする。途端黙り自然と受け入れてくれるキョン君。愛しすぎてたまらない。

「…昼休み中にすべて終わらせろよ」
なんて可愛い受諾を聞き入れて、かつて見入った首筋に顔を埋める。


これは自分の意志だろうか?涼宮さんの意志?もうどちらでもいい。
ただただ可能なかぎり、
こうしていたい。
コメント
この記事へのコメント
コメントを投稿する
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
http://heisakukannahokanko.blog.2nt.com/tb.php/44-c822161c
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
この記事へのトラックバック